もう15年くらい前の昔話で、今ではどうでもいいこと。
当時の会社で飲み会があった。
隣でいわゆるお局さまたちが私の悪口を言って盛り上がっていた。
まぁ、たまに言われてたし…と思っていると、反対側にいた後輩ちゃんが「ショックなことが起こりました」と泣き出した。
その帰りに後輩ちゃんを車で送った(私は飲んでないのだ)。
2人きりの車内で、ガチ泣きする後輩。
私への悪口を、自分のことだと思ったらしい。
ここで、車を運転しながら「それは私のことだよ」と言えなかった。
私も泣き出したらこの車事故るじゃん。
ガチ泣きする後輩ちゃんに「そうとは限らないよ」とか言ったんだと思う。
それから気づいてしまったのか、後輩ちゃんは離れていくようになった。
まじでごめんな…。あれは100%自分のことだよ。
だけど、私のことだと言葉にしたら泣いてしまいそうだった。
車を停めて一緒に泣けば、まだ後輩ちゃんと仲良くいられたのかもしれない。
まぁ、確かに隣で悪口言われる程度に仕事はできなかったと思うよ(笑)。
すっかり忘れたと思っていたのだけれど、ふとこの出来事がトゲのように刺さっているのだと気づいた。
今でも仕事でミスったら、隣で悪口言われると思ってしまうのだ。
ぶっちゃけ、本人不在の飲み会では誰しもあることないこと言われていると思うし、それでいいんだけれど笑
仕事ができない自分が許せないとか、もっと評価されたい!みたいな仕事への欲望はもとを辿ればこの出来事から来ているのだと、さっき気づいた。
あ、今の職場の人は隣で悪口言う人たちではない。まじでいい人たちだ。
それでも、仕事で出会う人ってどこか信用ならないと、心の底でほんのり思ってしまっていた。それを手放したくてこの文章を書いた。
隣で自分の悪口を言われてたの、本当は怖かったんだ。
今でもどうでもよくなかった。だから、その気持ちを認めてここで書いて終わりにする。
そういえば、この出来事を誰かに話したことはなかった。
今でも言葉にすると泣いてしまいそうだからブログにした。
写真はいつかの出張先で食べたラーメン。おいしかった。